肥大型心筋症

肥大型心筋症とは

心臓の左心室の筋肉が異常に厚くなってしまう状態を示します。筋肉が厚くなるということは、左心室がうまく膨らめなくなり、左心室の血液を貯めるスペースが狭くなります。貯めておけなくなった血液は左心房に溜まってしまいます。

左心房は風船のように膨らんで血液をためてしまいます。血流のない血液では血栓と言って血の塊を作りやすい状況になります。血栓ができてしまうと、その血栓は血流に乗りいろいろなところに運ばれてしまい、細い血管でつまらせてしまいます。

その血管が腎臓であれば、急性腎不全を起こしますし、後ろ足の血管であれば、激痛を伴い後ろ足を引きずってしまいます。

血栓以外にも、心臓のポンプ機能が落ちると胸水も起こる可能性があります。
肥大型心筋症の治療は残念ながら内科治療のみになります。内科治療を行い血栓や胸水といった状態にならないようにいかに維持していくかが重要になってきます。

肥大型心筋症になる原因は多くの場合、不明です。体高血圧症や甲状腺機能亢進症でも同じような心臓になることがありますが、肥大型心筋症とは区別されます。