尿毒症

尿毒症とは

本来腎臓では、体の中で不要になった老廃物や毒素を尿の中に排出するのですが、腎臓が障害を受けて十分に機能しなくなると、老廃物や毒素が体内に蓄積し、様々な障害を生じてしまうようになります。これが尿毒症です。
腎臓の機能低下が進行し腎不全が末期の状態になると、尿毒症の症状が現れます。(言い換えると、腎不全が末期の状態にならないとはっきりとした症状が出ない場合があるため、飼い主さんが気づいた時には既にかなり病気が進行していることもあります)

尿毒症の症状

このような症状が出ることがあります。
・食欲不振
・運動を嫌がる
・意識障害
・ぐったりして元気がない
・四肢のむくみ
・貧血

治療方法

輸液や利尿剤の投与や透析により老廃物を排出・除去させます。同時に神経症状など各症状にあわせた対症療法を行うこともあります。当センター内で透析治療も実施可能です。

急性腎障害の進行のイメージ

急性腎障害の原因として、脱水などによる腎臓の血流の減少、薬剤や長期間の血流低下などによる腎臓そのものの障害、腫瘍や結石などによる尿道の閉塞があります。

原因が解除されれば、数日間で腎機能は改善することもありますが、腎臓そのものに障害がある場合は改善に数週間から数ヶ月必要です。また完全には改善せず慢性腎臓病に移行することもあります。腎機能低下が重度の場合は、腎臓の機能を代替するため、改善するまでの期間血液透析が必要になることがあります。

急性腎障害の診断基準

犬猫における急性腎障害は、クレアチニンの値によってグレード分けされています。
グレード4あるいは5の段階では、高窒素血症が進行しており重度の腎不全と診断されます。