日本どうぶつ先進医療研究所

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日本どうぶつ先進医療研究所について

日本どうぶつ先進医療研究所は、今までJASMINEどうぶつ総合医療センターを中心に獣医臨床に携わってきましたが、この度、基礎研究所を開設しました。基礎研究を臨床現場に橋渡しをする役目を担う研究をトランスレーショナルリサーチと呼びますが、これを目指しています。特に、伴侶動物の心臓機能の再生を中心とした研究を進め、獣医療に貢献したいと思います。

杉谷 博士

上地正実

獣医師、歯学博士

1972 日本大学農獣医学部(現生物資源科学部)獣医学科卒業
1974 日本大学大学院獣医学研究科修士課程修了
1974~1988 日本大学松戸歯学部生理学研究室 助手
1988~1992 日本大学松戸歯学部生理学研究室 講師
1992~2005 日本大学松戸歯学部生理学研究室 助教授
2005~2010 日本大学松戸歯学部生理学講座 教授
2010~2020 日本大学生物資源科学部獣医生化学研究室 教授
2020~ 日本大学 名誉教授
2020~ 日本どうぶつ先進医療研究所 所長

研究テーマ紹介

イヌ体細胞からの心筋リプログラミングシステムの開発
イヌ心筋細胞における炎症発症機序の解明
イヌ心筋由来生理活性物質(cardiokine)の発現機序と機能の解明

臨床試験ならびに臨床研究

当社で行われている研究は、すべて飼い主さんの同意のもとで行い、また、診療情報の使用に同意いただけない場合は研究対象とはいたしません。倫理委員会の審査結果の公表ならびに研究に関する情報を公開しております。

臨床試験について

当院は、臨床、研究、開発の3本柱により獣医療臨床の発展に寄与することを目的とし活動を行っています。その中で、動物のQOLを尊重した臨床研究により腫瘍に対する新しい治療法を開発し、国内の獣医療臨床の寄与することも柱の1つと捉え、動物の生命を尊重しつつ、倫理性、科学性を担保する研究を推進していきたいと努力しております。

研究倫理委員会の構成

委員会構成員は次のとおりです。

  • 1. 山脇 英之先生(委員長)
  • 2. 佐々木 伸雄先生(委員)
  • 3. 岩上 悦子先生(委員)

倫理委員会のご報告

2020年期 委員会  審議承認課題
2020年9月5日  2020-1,3,4
2021年2月10日  2020-5,6

関連規程・内規・ガイドライン

研究倫理規程集

この内規は、日本どうぶつ先進医療研究所株式会社倫理規定第15条第3項の規定に基づき、日本どうぶつ先進医療研究所株式会社(以下「本社」という。)における研究倫理等について審議するため、本社に置く臨床研究倫理委員会(以下「倫理委員会」という。)に関し必要な事項を定めるものとする。

研究活動の不正行為取扱いに関する内規

この内規は、日本どうぶつ先進医療研究所株式会社(以下「本社」という)における研究活動の不正行為(以下「研究不正行為」という)に適切に対応するために定める。

研究倫理審査ガイドライン

現在実施中の臨床研究

・心房細動のレートコントロールのための多施設前向き研究
・小型犬に対する経食道心臓超音波使用の安全性に関する前向き調査
・粘液腫様僧帽弁疾患Stage B2の犬における僧帽弁修復術のうっ血性心不全の予防効果
・経食道エコーを用いた僧帽弁閉鎖不全症犬の評価方法についての研究
・自己血採血の有効性と安全性についての研究
・長時間のフライトや時差と大手術の成績、術後への関連性についての研究
・僧帽弁修復術後に僧帽弁閉鎖不全症に合併した心房細動が改善した犬の4例
・肺高血圧症を合併した犬における僧帽弁修復術の短期成績
・犬の僧帽弁修復術における術前の左房容積と術後リバースリモデリングの関係性

オプトアウト

通常、臨床研究は文書もしくは口頭で説明を行い、患者さんからの同意(インフォームド・コンセント)を得て行われます。これを「オプトイン」といいます。
臨床研究のうち観察研究(※)においては、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を通知又は公開し、さらに可能な限り拒否の機会を保障しています。
このような手法を「オプトアウト」といいます。
※動物への侵襲や介入がなく、動物の体から取得された試料を用いず、診療から得られる情報のみを用いて行う研究を指します。
当院でオプトアウトを行っている臨床研究は以下の通りです。研究への協力を希望されない場合は、下記文書内に記載されている各研究の担当者までお知らせ下さい。
尚、当センターで「診療情報の学術利用に関する同意書」にご署名されていない場合は調査対象には含まれておりません。

→・粘液腫様僧帽弁疾患Stage B2の犬における僧帽弁修復術のうっ血性心不全の予防効果(PDFダウンロード)