外科の主な治療
腹部手術
腹腔内のあらゆる臓器の手術が実施可能です。
具体的な適応臓器には、胃や小腸、大腸、肝臓、胆嚢、膵臓などの消化器や、腎臓、尿管、膀胱、尿道などの腎泌尿器、脾臓や副腎などが含まれます。
本院の消化器科、腎泌尿器科、腫瘍科と密に連携し、正確な術前診断とその診断に応じた適切な治療をご提供します。
症状によっては緊急手術を実施する場合もあります。
頭頚部手術
頭部や頚部の各種手術が実施可能です。
具体的には耳や鼻、口腔、甲状腺や上皮小体などの手術が含まれます。
特に口腔内の腫瘍性疾患に関しては、腫瘍科や外部放射線治療施設と連携し、質の高い治療をご提供します。
生殖器手術
緊急の帝王切開や、複雑な卵巣子宮切除や去勢術、あるいは前立腺腫瘍や子宮蓄膿症など各種生殖器疾患に対する手術が実施可能です。
症状によっては緊急手術を実施する場合もあります。
腫瘍外科
各種腫瘍性疾患に対して、診断のための組織生検や根治治療を目的とした腫瘍切除などを実施可能です。
外科治療は腫瘍に対する治療オプションの一つとして含まれ、腫瘍科や外部放射線治療施設と密に連携をとりながら治療にあたっています。
胸部手術
循環器手術を除く胸腔内臓器への手術が実施可能です。
先天性疾患や外傷、感染や腫瘍などによる肺や胸壁、横隔膜の疾患や乳び胸などへの手術が含まれます。
症例の症状や状態に応じて、循環器科や腫瘍科と連携をとりながら治療にあたっています。
上部気道手術
ペットの中には、呼吸をしづらい疾患に陥り、苦しくなることがあります。
上部気道手術によりこのような症状を軽減でき、生活の質(Quality of Life; QOL)を向上させることが可能です。
短頭種気道症候群(鼻孔狭窄や軟口蓋過長など)や喉頭麻痺、気管虚脱などに対する手術が実施可能です。
創傷治療/形成外科手術
咬傷や外傷による皮膚損傷に対して、外見上だけでなく機能的な回復も目的として、あらゆる治療、形成外科手術が実施可能です。
ドレッシング材やバンデージを用いた創傷治療から、自己皮膚移植や皮膚転位術、皮弁などが含まれます。