JASMINEどうぶつ総合医療センター のご紹介

循環器病で苦しむ動物の笑顔を見たいという思いと、循環器病に対する探求心から、2014年9月JASMINEどうぶつ循環器病センター (Japan Animal Specialty Medical Institute) を設立しました。 かかりつけ医様との連携を第一に、おかげさまで僧帽弁閉鎖不全症を中心とする心臓病の外科手術は、成功率も含めて順調に成長することができました。また、アメリカ・ヨーロッパ・アジアを中心とする海外での手術、海外からの紹介症例の実績を積み重ねてきました。 2020年5月 JASMINEどうぶつ総合医療センターと名称を変更し、心臓病の専門医療のクオリティを一層高めていくとともに、呼吸器、腎泌尿器、消化器、腫瘍など専門領域を広げ、より高度な総合医療サービスをご提供できる専門医療体制を目指してまいります。なお、JASMINEどうぶつ循環器病センターを院内に併設しております。 今後とも専門スタッフによるチーム医療を通じて、伴侶動物、飼い主さん、かかりつけ医様から信頼されるよう邁進いたします。

センター長上地 正実

ほんの10年ほど前は、犬の僧帽弁閉鎖不全症は一般的には救えない病でした。そんな中、心臓外科による僧帽弁閉鎖不全症の治療に取り組む動物病院にて、大学卒業後から研鑽を重ね、この道一筋でこれまで進んでまいりました。その後、大学時代の恩師である当センター長上地の元に戻り、JASMINEどうぶつ循環器病センターの設立より参画いたしました。限られた手術実施可能数のために手術をうけることなく命を落としていく動物を少しでも減らせるようにと、現在では上地と2人体制での手術を可能にしております。 当センターでの適切な診療には、愛犬愛猫の状態を最も把握されている飼い主さん、常日頃から診療に当たっているかかりつけ医様としっかり連携を取っていくことが何よりも必要です。その連携のもと、当センターの獣医師、愛玩動物看護師、その他全てのスタッフが最良の獣医療をお届けできるよう、コミュニケーションを大切にしながら今後とも尽力して参ります。

医長水野 祐